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Fry to Fly Project …廃食用油で空を飛ぶ!! 全員参加型、できること無限のプロジェクト 吉川油脂 吉川千福社長の特別講義 3年生 総合的な学習の時間

家庭で使用済みの食用油(廃食用油)は、飼料や塗料、軽油の代わりになるバイオディーゼル燃料等にリサイクルすることができます。

長年廃食用油のリサイクルに取り組んできた吉川油脂株式会社の代表取締役、吉川千福社長に、新たなリサイクル用途であるSAFなどについてお話をうかがいました。

「SAF」は Sustainable(持続可能な) Aviation(航空) Fuel(燃料) の頭文字からとられています。

植物や廃油などから作ったバイオ燃料で、従来の原油からつくる燃料と比べて二酸化炭素の排出量を80%程度減らせるとされています。

国は、2030年までに国内の航空会社が使う航空燃料の10%をSAFに置き換える目標を掲げているそうです。

目標の達成に向けて、SAFを安定的に調達するには、国産化が不可欠です。そのため、吉川油脂株式会社では長年にわたり培ってきたノウハウを用いて、廃食用油のリサイクルシステムを構築しているそうです。

航空機はほかの交通機関に比べて二酸化炭素の排出が多いとされ、環境運動の盛んなドイツでは、航空機に乗るのは恥ずかしいという意味の「飛び恥」ということばも生まれているそうです。そんな中ヨーロッパなどでは、航空会社に燃料の一定割合をSAFにするよう義務づける動きも出ています。

SAFは、そんな航空分野の脱炭素に向けた切り札として注目されています。

廃食用油のリサイクルは、環境に優しく、資源を有効に活用するための重要な方法です。小美玉市でも廃食用油のリサイクルを進めています。ご協力をお願いします。

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掲載日 令和6年6月7日 更新日 令和6年6月10日
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