自分の未来を切り拓ひらく力を育むキャリア教育を進めるために、キャリア教育の第1人者である筑波大学の藤田晃之教授をお招きして、授業研究を行いました。
中学校においては、職場体験等を含む体系的なキャリア教育を推進することにより、社会における自らの役割や将来の生き方・働き方等について考えるとともに、目標を立てて計画的に物事に取り組む態度を育成する必要があります。
藤田先生は「日常的な学びの有用さや深みを知らせる手段はたくさんあると思うのですが、そのうちの1つが社会との接点であり、将来との関連性だと思います。そのような観点から学校での学びを捉え直すということが、キャリア教育の大きな役割です。」とお話してくださいました。
学校生活の中には、さまざまな教育活動を通して、「人間関係形成・社会形成能力」や「課題対応能力」が育つなど、キャリア教育の要素がたくさんあります。私たち教員は、学校生活で培われている力が、社会に出てからも必要だと積極的に生徒に伝えて意識化させることが大切なのだと改めて確認いたしました。