新学期になりクラス替えが行われることで、人間関係の環境が大きく変わります。クラス替えによって、新しい人間関係を築いていく必要が出てきます。そのため、新しいクラスになって新しい友達を作り、クラスに馴染めるか不安を感じてしまう生徒もいます。

そうした生徒の気持ちを受け止め、不安を和らげ、人間関係を築いていく助けとなるように、スクールカウンセラーの袴塚先生から構成的グループ・エンカウンターの目的や手法について学びました。

構成的グループ・エンカウンターは、「ふれあい（リレーション）」と「自己発見」を目的としたカウンセリングの一形態で、予防的カウンセリングとして人間関係を開発する技法です。

ふれあいと自己発見を通して、自己理解、自分を理解するのと同様に他者を理解すること（自他発見）、自らの防衛やとらわれから解放され他者とふれあう過程を体感できることにねらいがあります。

袴塚先生からは、「レクレーションにならないように、シェアリングの時間を大切にして取り組んで欲しい」というアドバイスもいただきました。